パワーストーンという言葉は和製英語なのですが、概念自体はアメリカのヒッピー文化の中で生まれたものです。 翡翠や水晶、鼈甲などの宝石をはじめとした美しい装飾品は富と権力の象徴と言うだけではなく古くから呪術的効果を機体される存在でもありました。こういった思想は古今東西どこにでもあり、古代中国においては翡翠は不老不死の象徴として珍重されていましたし紫水水晶は毒を防ぐ効果があると西洋では考えられていました。 こういった思想が1970年代にアメリカで発生したヒッピー文化の中に取り入れられ、「クリスタルパワー」に代表される石に癒しや神秘的な効果があるという思想が始まったのです。
そして80年代のニューエイジブームの際にこの思想が日本に入ってきた折に、パワーストーンという言葉でまとめられて今に至ります。 なぜ一時的なブームでおわらずここまで長く残っているのかというのを商業的な見地から言ってしまえば、パワーストーンというのは石が小さすぎて商品的価値が少ない物や水晶や翡翠などと比べて元々そこまで需要がなくほとんど売れなかった宝石も売れるようになるという事で、宝石などの関連業界にしてみれば大変ありがたい存在という事が上げられます。 一方で、開運など霊感商法の一環として価値が殆どない石を高額で売りつけたり、適当な伝承をでっち上げて病気に効くなどという根拠が何もない効果で売りつけるなど「お守り」の域を超えている物も多く問題視されています。電話占いカリスのことならこちら