多種多様なパワーストーンの中でも、透明感のあるブルーが印象的なものといえば何を思い浮かべますか。おそらく、多くの方はアクアマリンを思い浮かべるのではないでしょうか。アクアマリンは、水を意味するアクアと、海を意味するマリンが合わさった名前を持っています。名前の通り、透き通る青が魅力的な、美しい石ですね。
この美しさには、ちゃんと根拠があります。アクアマリンは、ベリリウムを含むケイ酸塩鉱物であるベリルの一種で、微量の鉄を含むため、青色を呈します。傷や内包物が少ない、透明度の高い良品質の石が多く産出されます。これがアクアマリンの美しさの理由です。
原石も大きなサイズのものが多いですから、安定して良品質の石が供給されるというわけです。パワーストーン市場では、幸福の石、天使の石などと呼ばれ、女性を中心に人気が高い模様です。幸せな結婚生活のお守り、あるいは子宝に恵まれるお守り、としても知られており、こうした人生のターニングポイントに相応しい石とも言えるでしょう。また、3月の誕生石として、沈着、聡明、勇敢といった石言葉が当てはめられています。
ストーンセラピーにおいては、海や水のイメージ通り、深い癒しや安らぎの効果があるとされ、心身共に安定させてくれる石といわれます。この石には、永遠の若さという意味も込められていますから、これを持つことで様々な面が蘇るともいわれます。宝飾品としても、パワーストーンとしても、実に優秀なアクアマリン。その青さをより美しいものにするために、流通するほとんどのアクアマリンは、加熱などの処理をされることが多いです。
こうした人工的な処理をしても、石の持つエネルギーには影響ないとされ、その点に関して懸念は要らないでしょう。