パワーストーンの人気というものは、長い歴史がありますね。古代より人々は「石」に魅了され、そこに多くの価値を見出してきました。石には人間の精神や魂に大きな影響を与えるパワーがあると考えられ、ときには運命をも左右するような力があると信じられてきました。こうした石の持つスピリチュアルな面は、現在も多くの人々の心を引き付けるものです。

パワーストーンといえば、水晶(クォーツ)が代表的ではないでしょうか。恋愛のお守りとして人気のローズクォーツは、その優しいピンク色も手伝って、女性からの支持が圧倒的な石ですね。酸化チタンやアルミニウムを含むので、こうした発色になるといわれています。同じ水晶の仲間でも、金運アップのお守りとして有名なのが、ルチルクォーツです。

これは、透明な水晶の中に、金色の針や毛のような内包物が入っているのが特徴的な石です。この、金色の内包物は金紅石、あるいはルチルと呼ばれるものです。二酸化チタンが結晶化したものだといわれます。状態によって見た目は変わってきますが、金色の針状結晶がハッキリして美しいものは、特に金運を呼び寄せる力が強いとして、パワーストーンとしての需要が高いものです。

丸く研磨したルチルクォーツを、数珠つなぎにしたブレスレットは、金運上昇アイテムの定番となっていますね。金運、及び仕事運をアップさせるとして、実業家の方などに好まれるアイテムです。また、直感力や洞察力を上げるとして、賭け事のお守りとしても知られています。針状結晶が、細い髪の毛のような形で入っているものは、愛と美の女神ビーナスの髪の毛ということで、ビーナスヘアールチルなどと呼ばれることもあります。

こちらは恋愛運アップの石といわれていますが、ルチルクォーツは金運の石というイメージがあまりにも強いので、あまり有名な話ではないようです。

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