手相における知能線とは頭脳線とも言われており、生命線と同じ起点で親指と人差し指の間から掌のくぼみに向けて伸びている線のことを指します。この線を見ることで持ち主の性格や、適職、才能、思考力などさまざまなことを知ることができます。手相を見るときに、知能線が長ければ頭が良いと誤解している人が多いですが、長さは関係ないと考えられています。知能線の長さは、頭の良し悪しを表しているわけではなく、考え方のタイプを示していると言われています。
長い人は、慎重派で物事をじっくりと思考するタイプであり、短い人はひらめきや直感を大事にするタイプであると判断することができます。長さだけでなく、カーブの仕方でもわかることがあります。例えばカーブの度合いによって、理系か文系かを判断することも可能であると考えられています。知能線がカーブすることなく、真っ直ぐに伸びている人は理系タイプの人が多いと言われています。
理系科目が実際に得意であり、その分野で活躍できる可能性が高いです。逆にカーブしている人は、空想家であると言えます。想像力が豊かであるタイプの人が多いため、周囲の人の気持ちを理解することが得意であり、誰からも好かれるような個性の持ち主であると判断することができます。理系タイプの知能線を持っている人とは異なり、現実的な目標を設定して努力していくというよりは、理想を常に追い続けているタイプであると考えられます。
手相だけで全てを判断することはできませんが、性格の傾向を知ることはできるでしょう。