手相の知能線は、生命線、感情線とともに三大基本線といわれていて、大きな三本の線のうち手のひらを二分するように走っている真ん中の線のことです。手相の知能線は知識や知恵、判断力、頭の回転のはやさなどを表しています。それだけでなく、生活力や運気などにも直結している重要な線です。線の状態でさまざまな意味を表していて、線が枝分かれしている場合には、二つの能力を持っていることを示します。
また、二重になっている場合には天才的な知能の持ち主であることを示しています。短い知能線は頭が悪いのではということですが、知能線が短い場合は思考力はそれほど高くない傾向があります。しかし、直観力に優れているので、素早い判断で物事を進めていくことができます。手相の知能線は、先の向きによっても表していることに意味を持っています。
先端が上を向いている場合には、物欲が強く打算的に物事を考える傾向にあることを考えています。自分にとって、特に特になる人間関係をそつなく築いているようです。逆に下向きになっている人は、物欲がほとんどないことを表します。芸術的なセンスの持ち主で、形のないものに価値を見出す傾向があります。
横にまっすぐ伸びている線は、リアリストであることを示していて夢や希望を抱きますが、自分の努力次第で必ず叶えることができるような現実的な思考の持ち主となっています。同じく、まっすぐ伸びる線でも感情線と一体化している線をマスカケ線と呼びます。物質運に恵まれ、生涯困窮することはないといわれるほどの強運の持ち主です。